- Little Canada
Learned at S'pore
先週、水曜日に渡航し、シンガポールでの学びを終え、帰国いたしました。Morphology という、文法と関連している言語学のひとつで、音声からのアプローチが不得手な子に、特に向いている学び方です。英語が日常語になっているシンガポールの子どもたちと日本の子どもたちの現状は大きく異なるので、どう取り入れられるのか、検討し、レッスンに生かしていきたいです。
シンガポールの滞在が心地よいのは、若者が礼儀正しく、親切であることも大きな理由の一つ。MRT(地下鉄)で席を譲るのは当然、目的地を探していて、通りすがりの人に聞くと、どの人も足を止め、自分のスマホでいっしょに探してくれたり、徒歩でしか行けないと心配してくれたり、そして最後は気持ちの良い笑顔で、You're welcome.
私は、はじめて滞在したときに、国立博物館で、旧日本軍占領時のことをかなりなスペースを割いて常設展示しているのを見て、少なからずショックを受けました。その内容よりも、現地の子どもたちが、小さい頃からここを何度も訪れ(国民は無料)、過去の日本との歴史について学ぶのだと想像し、そのことを、私たち、少なくとも私は知らなかった、という事実に愕然としたのです。世界の人たちが、日本に、日本人にどういう認識を持っているのか、そのことを日本人はもっと知っておかなければいけないと思いました。
昨年に続き、今年も、行きの便で修学旅行の中学生といっしょになりました。国立博物館に最近行った人から、日本からの修学旅行生が来ていて、とても熱心に、英語で書かれた説明も友達といっしょに解読しながら見学していたと聞き、シンガポールに、色々な面で抜かれている日本の生徒たちを憂いていたけれど、少しほっとしました。
ティーチャートレーニングでは、今回も、前回も、前々回も、そして、別のワークショップでも、自分の子どもを家庭でサポートするために学びに来ているママがたくさんいました。今回隣の席になり、パートナーを組んだ人もそう。毎回、少ないですが、パパも来ていました。日本のママ、パパも、まずは、自分が学び、それをおうちで子どもに教える。できると思いませんか?
