- Little Canada
春を待つ
せっかく時間をかけてお稽古してきたのだから、舞台に立たせてあげたい、保護者のみなさまに観ていただきたい。昨年の春の気持ち。
今年は・・・。昨年、いつもとは違う形でもできたのだから今年もできる、という確信と、諸々の制約の中でお稽古を進め、昨年同様の本番を迎えるのはしんどい・・・という、経験したからこその迷いが、ずーっとありました。
だから、年が明けると、いつもなら、はっぴょうかいだよーって、はりきって、前のめりで発表練習を開始するところ、今年は、様子を見ながら。
でも。
子どもたちはすごい。
明らかにやる気だね、小学生たち。
密かにやる気だね、中高生たち。
はじめての発表会が落語の子と、落語だけでなく、あらゆる演目を経験してきた子が一緒のクラス。
「そのとき Sadakichi(さだきち)は走ってるんとちゃうかな」
「きみがその子どもだったら、どんな気持ち?」
「rose って花をどう表現する?」
気がつけば、いつも通りにお稽古をつけていた。
やる気出てきた~。みんな、ありがとう☆☆☆
最初は恥ずかしそうにしながらも、お稽古期間を経て、少しずつ変わっていく子どもたち。春はもうすぐ。
