- Little Canada
目の前にいるのに
日本では、若い人たちが、お茶や食事をせっかくグループでしているのに、各々がスマホを見ている場面に遭遇することがあります。もちろん、そうじゃない人たちもたくさんいるけれど、よく目にすると思います。
シンガポールでは、ローカルのホーカー(屋台の集合体)や百貨店のフードコートなどで、談笑しながらおいしそうにご飯をほおばっている若い人たちを多く見ました。みんな相手の目を見てうれしそうににっこりしながら。
日本での現象については、今は大学生になっている元生徒さんが高校生のとき、友達数人とお茶しに行っても、みんなが黙ってスマホをいじり、目の前にいるのに、ラインを送ってきたりする、それにつきあうのが嫌だ、どうしたらいいだろう、と聞かされたことがあります。何だか窮屈ですね。
グローバルと言いながら、若い人たちを内向きだと感じるのは、子どもたちに一番身近で影響を与える大人もそうだからではないかな。英語教育が貢献すべきは他者との関わり方を考えられる子を育てること。ちょっと壮大だけど、心がないと、英語翻訳 AI と同じ。っていうか、AI もだんだん心が育ってくるんですって。そうなる前に・・・。


