
Little Canada
他者を観る
オープンスクール後、最初のレッスンで、振り返りを書いてもらいます。特に注目して見るのが、「他の出演者について、よかったところ」。いくつかご紹介します。

「まちがっても言っていた」
止まらずにがんばってるのに気づいたんだね。
「小さい子供も参加していたが、とても上手にできていたと思う」
自分の「小さい」ときを思い出した?
「言葉の一つ一つが、丁ねいに言えていたところ」
So did you! 君もね!
「小さい子でも発音が綺麗だったりして、自分も頑張らなければと思った」
よい刺激になったね。
「私よりねんれいがたかい人(高校生)のはつ音などがすごかった」
目標だね。
「イントネーション(強弱)をかえたりしていた」
プロの審査員みたいな鋭い視点。よく気づきました。
他者を観察し、感想を述べる、自分に置き換えて考える。オープンスクールの目的の一つが今年も実を結びました。
他者を認める。子どもだけでなく、大人も、とかく、Me! Me! 自分、自分、と、視野が狭くなることがありますが、最近、はっとして、うれしくなった場面がありました。
クラスで音読を発表したとき。初対面のメンバーが、発声こそ小さめなものの、最後まで読み切った。「すごいな、スラスラ読んでる」。帰り際、表に出てからも、笑顔で「読むのが上手」とコメントしてあげている。『素直でええやつやなあ』。
そう。オープンスクールだけでなく、ふだんのクラスから学び合っています。