- Little Canada
トップダウンとボトムアップ
最終更新: 2019年10月5日
春のオープンスクールでは、数ある英語教育関連のトピックからひとつテーマを選んで、みなさまにお話させていただいています。今日は、数年前にお話したトップダウンとボトムアップについて、復習。
絵本を例に挙げると、トップダウンは、まず、お話を聞く、文をなぞりながらリピートする、というように、大きい単位からインプットしていきます。絵などの文字以外の情報から、推測しつつ、内容理解をします。
ボトムアップは、単語の意味を調べ、文法、文の構造を習い、和訳する。
VS じゃないんです。バランスの問題。特に、英語を習い始めの小学生時代には、トップダウン主体で。初めて見る単語を「知らない」「わからない」と言わず、たぶんこういうこと?とひらめきたい。
尊敬する大先輩の先生の逸話。小学校で、パパ、ママたちが見学する中、絵本 Brown Bear のレッスンを始めたら、後ろから、「色や動物を先に教えないのか!?」「文法を知らないのに読ませるのか!?」との声が上がったと。それから何十年も経ちますが、どれくらい、みなさまの認識は変化されたでしょうか。子どもたちのレッスン以前に、大人のみなさまにレッスンしたい。自分で体験したら、腑に落ちますよね。
他の教科とは違う、厄介な、でも、仲良くなるととても面白いもの、それが英語。中学以降も、下から積み上げるだけでなく、大きな固まりで聞き、読む。高校生になると、保護者様だけでなく、生徒さん自身が、英語のレッスンを続けていてよかったと実感します。
